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Amazonギフト券とは?
Amazonギフト券とは、インターネットショッピングサイトAmazon.jpで使えるギフト券のことです。Amazon.jpで取り扱っている、ほぼすべての商品を購入することができます。
ギフト券には大きく分けて、デジタルタイプと配送タイプがあります。
デジタルタイプは、Eメールでギフト券のリンクがシェアできるものや、PDF式のギフト券を自宅で印刷できるものなどがあり、支払い完了から約5分で届きます。Eメールでリンクがシェアできるタイプは最長で一年先まで送信予約が可能とあって、プレゼントにも人気となっています。
配送タイプには、商品券タイプや、お祝い用のグリーティングカードと封筒がラッピングされたものなど、さまざまな種類があります。Amazonホームページの他、コンビニや家電量販店でも購入することができます。有効期限は10年と長く、プレゼントはもちろん、ゲームなどの景品としてもたいへん人気です。
ふるさと納税でAmazonギフト券を手に入れる方法は?
過去には複数の自治体で返礼品としてAmazonギフト券が送られていました。
静岡県小山町では、25000円以上の寄附を対象に、納税額に対して約40%還元の割合でAmazonギフト券が送られていました。 また佐賀県みやき町でも小山町と同様に納税額に対して約40%の還元率でギフト券が送られていました。こちらも同様に25000円以上の寄附が対象となります。
さらに大阪府泉佐野市では、ふるさと納税の対象自治体から除外される迄のキャンペーンとして、返礼品にアマゾンギフト券を上乗せというかたちで送られていました。
2019年9月現在では、ふるさと納税の返礼品としてはAmazonギフト券をもらうことはできません。
返礼品としても話題となっていたAmazonギフト券ですが、2019年6月の法改正をもって返礼品からは姿を消しました。返礼品の割合が3割以下であること、金銭類似性・資産性が高いもの、価格が高額なものは除外すること、地域の特産品を返礼品とすることが基準として設けられたためです。
そもそも本来のふるさと納税の目的は、人口が集中する首都圏と地方の税収格差の是正のため、というものでした。自分が応援したい自治体を選んで寄附をすることができ、返礼品はあくまでそのお礼という位置づけでした。
しかし多くの寄附金を集めるため、地域の特産品とは無関係な豪華家電や、旅行券、高額な返礼品を用意する自治体が増えていきました。 あくまで本来の趣旨に沿って地場産品などのみを返礼品として送る自治体と、高額な返礼品などを用意し、多額の寄附を集める自治体との間に不公平感も出てきました。
そこで総務省は2017年4月から、返礼品割合が大きすぎるものは3割以下に、また金銭類似性の高いものや高額なものは送らないようにと、該当する自治体に要請するようになります。しかしながら、再三の要請に対して受け入れようとしない自治体も多く、ついには2019年6月に法改正がなされることになりました。
Amazonギフト券はキャンペーンを狙おう!
返礼品としては姿を消したAmazonギフト券ですが、ふるさと納税のポータルサイトではキャンペーンなどで現在も受け取ることができます。
ふるなび
「ふるなび」サイトからふるさと納税をすると、寄付金額の1%分のAmazonギフト券コードがプレゼントされます。
適用条件は以下の通りです。
- 会員に登録し、ログインされた状態で寄附を行うこと
- ふるなび関連サービスのサイトからの寄附であること
- クレジットカード決済での寄附
この条件を満たせば回数に上限はなく、何度でもプレゼントを受け取ることができます。
さらには2019年6月20日から始まったキャンペーンで、ふるなびサイトからの寄附では3%プレゼント、ふるなびクラウドファンディングでは4%と、プレゼント還元率がアップされています。現時点ではキャンペーンの終了時期は未定です。
ふるさとプレミアム
- 会員登録し、ログインされた状態で行われた寄附
- クレジットカード決済での寄附
この条件を満たせば、寄付額の3%のギフトコードを受け取ることができます。ただし、こちらは2019/9/30迄の期間限定のキャンペーンとなっています。
さとふる
現在実施はありませんが、定期的にキャンペーンが実施されているため、チェックが必要です。
ふるさと本舗
サイトにログインした状態で寄附することで、寄付金額の2%分のアマゾンギフト券がプレゼントされます。また、プレゼントの摘要にはキャンペーンコードが必要です。こちらは2019年8月1日~9月30日迄の期間限定となっています。
まとめ
2019年6月の法改正により、返礼品としてはAmazonギフト券を受け取ることはできなくなりました。
しかしながら、現在もポータルサイトのキャンペーンでAmazonギフト券をもらうことが可能です。ただし、キャンペーンには期間限定のものもありますので、Amazonギフト券がほしい方は早めの寄附をおすすめします。
返礼品からギフト券はなくなりましたが、ふるさと納税自体は、納税者にとってお得であることに変わりはありません。これまで通り、自治体の特産品を返礼品ともらい受けながら、ギフト券についてはポータルサイトを上手く活用して、お得にふるさと納税を楽しみましょう。